井田淳一 井田淳一

初期 – 1970年代

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高校時代から国内の団体展に積極的に出品し、生活費を削ってキャンバスを買い、100号の大作を精力的に描いていた初期の作風は、やや厚塗りの油絵の具のテクスチュール、暗色の中に浮き上がる赤や青の鮮やかな色づかい そして半具象的な形の追求に特徴づけられる。60年代には、サーカスの芸人や日本の民俗芸能に多くインスピレーションを受け、70年代に入り、次女誕生や初めての渡欧を経て、次第に少女や女性を描いた幻想的な作風が見られるようになる。